チェロの響き、秋の夜。

2007.10.31 22:00|Musique~音楽
林さんのチェロ。


大変大変大変ご無沙汰いたしております。とろそれです!

前回の時から随分時が過ぎ去り、もう明日で11月・・
コンサートのご報告も告知も私や銀の近況もパリ話も、なんだかぜ~んぶ
あやふやになりブログでご報告できないまま毎日が過ぎ去って行ってしまいました・・
いつもこのブログを訪問してくださる皆様、本当にごめんなさい。

さて、10月最後の今日、とにかく書きたい事柄は、先日10月20日に
私のホームタウンである三重県川越町で開催された林峰男さんの
チェロ・リサイタルのご報告なのです。

先日の記事でもご紹介した通り(その記事はこちらからどうぞ
林さんの伴奏者としてコンサートに出演させていただき、本当に素晴らしい
経験と、そして一流のチェリストの方が奏でるチェロの音色を真横で堪能できる
という時間を楽しませていただいた私だったのでした。

↑林さんの愛用のチェロ。
 近くで見ると音を聴くまでもなく深い歴史が伝わってくるようです。
 う~ん。美しい・・・


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林さん撮影風景。


上の写真は三重県と岐阜県の県境近くにある、とある別荘での一こま。

山小屋のような素敵な別荘で林さんとのリハーサルをさせていただいたのですが、
そのリハーサルを終え、四日市にある写真スタジオKAMON IGREKさんが林さんの
撮影をされているところなのです。林さんの大ファンというフォトグラファーさん、とっても
気合の入った撮影でした。どんな写真が出来上がっているのか楽しみだなぁ。
(ちなみに私も撮影していただいたのですが、この日すんごいテキトーな服で
リハーサルに参上してしまったため、自分としては悔いが残ってます・・失敗したぁ。)

実は林さんとの今回のコンサートは本当にひょんなことがきっかけでした。
私の地元にあるホールで林さんのコンサートを行うため、地元出身のピアニストを伴奏者に
探している・・というお話をいただいたのが始まりだったのです。

著名なチェリストと、しかもチェロを勉強していらっしゃる方だったら誰もがご存知の林さんの
伴奏を私がする・・ということで、ワクワクしながらコンサートのその日を待っていた私だった
のですが・・・何と思わぬハプニングが発生してしまったのです(汗)

それは本番2日前、林さんと写真の別荘にて対面しリハーサルを始める直前発覚しました。
まず演奏曲目1曲目のヴィヴァルディ作曲のソナタホ短調の楽譜を私がピアノの譜面台に
出した瞬間でした。

私がこの日の為に用意していたヴィヴァルディの楽譜が、チェロの方々にとってあまり
使わない出版社から出ていた物で、ピアノ伴奏部分がとてもダメな(変な?)編曲の楽譜、
ということを林さんからご指摘を受けてしまったのです。

ちょっとややこしい話なのですが、ひと口に「○○という曲の楽譜」といっても色んな出版社
から様々な書き方(内容)で発売されているのがクラシックの楽譜。
例えば同じ曲の楽譜でも強弱記号が違ったり、速度記号があったりなかったり、
はたまた音が違っていたり・・etc.etc.様々な楽譜が多いのが現状なのです。

特に伴奏譜、そして今回問題のヴィヴァルディという作曲家はバッハと同じ時代に活躍した
「バロック時代」の作曲家なので、その長い歴史の間に様々な形式に書き換えられたり、
編曲されたりされることが多々あるとか。(またこのソナタホ短調はまだピアノが発明されて
いない時代に作曲され、チェンバロやオルガンなどと共に演奏されることが多かったのも
色んな伴奏譜が出回る所以だと思います。)

・・なんだか前置きが長くなってしまいましたが、要するに私が用意した楽譜では
伴奏譜がヘンなため練習が出来ない!という状況になってしまったから、さぁ大変。
林さんは「僕がどんな版でもOKだって伝えちゃったからね・・」と優しくフォローしてくださり
つつ、三重県でチェロを弾かれる方に急遽「正しい」伴奏譜を持ってきてくださるよう手配して
くださったのです。そしてその新しい楽譜を受け取らせていただいたのが夜20時。

その日はそのまま私は自宅に戻り、翌日朝から焦って1から譜読みを始め(かなり私の
練習していた楽譜と違っていたのでドキドキしました・・まるで違う曲だったし・・苦笑)
その午後再び林さんとリハ。そして翌日の夕方本番を迎えたわけなのですが・・

とにかく林さんの素晴らしい演奏と紳士的なフォローに助けていただきつつコンサートを
終了することができたと感じています。林さん、本当にありがとうございました(涙)

コンサートに来られた方は「チェロのソロコンサートは初めて!」という方がほとんど。
ですが林さんのチェロから紡ぎ出される豊かで温かな音色に、500人以上のお客様は
うっとり聴き入られているのが舞台上からも感じることができました。

私も緊張感の中にも関わらず林さんの音色とピアノの音が合わさる感覚があまりに
心地よくって、(あんな状況のヴィヴァルディを演奏している時でも)鳥肌が立つ程感動する
場面が何回もあったほど。特に私の大好きなフォーレ作曲のエレジーを演奏している時
には、あまりに感動的な音色が私の周りを包んでいるのでお客さんの存在を忘れてしまう
ほど演奏に没頭してしまいました。とにかく今回のコンサートは私にとって素敵な時間だったのです。

お客さんも、そして伴奏者もうっとりさせてしまう程の林さんのチェロの音色。
またいつか近くで聴けることがあったらいいなぁと願う私なのでした。




・・・さて、文章が多くなった今回の記事ですが、最後にいつものおまけ写真です。



おねむ銀。



5歳半にしてマフィアのドンみたいな風格を漂わせる銀です・・なんかコワい。

なんだか最近歳のせいかムクムク太ってきたんです、うちの銀(涙)
ご飯はパリ時代から変わらない普通の量を一日2回あげてるのに・・どうしてだろ?
運動しないからか、はたまた中年太りに差し掛かっているのか・・

最近の銀のあだ名はやっぱり「メタボ銀」なのでした。何とかしないとなぁ~・・



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テーマ:ピアノ
ジャンル:音楽

Comment

いいなぁ。チェロは大好きな楽器の一つです。大学で本当は副科でとりたかった。音色の深さが何とも言えないよねぇ。話を読んでいるだけで、うっとりしてしまいました。東京で演奏をされることはないでしょうか?あったら是非教えてください。
ではでは、これからだんだんと寒くなり、動くのも億劫になりがちですが、メタボにならぬよう、私もがんばりたいと思います。

●あやちゃんへ
元気にしてる?コメントありがとう~
チェックしてくれてるなんて嬉しいわぁ♪

チェロは私も大好きな楽器の一つ。大学時代一応副科で
取ったんだけど、もう弾き方忘れた(笑)
考えたらもったいないよね。1度だけチェロケース持って
栄の街に繰り出したことありました。なんだかなぁ。

林さんは東京で近々演奏されることはないかと思いますが
今年5月にはトッパンホールでコンサートされていたよ。
本当に素晴らしいチェリストの方なので是非あやちゃんにも
聴いてもらいたいです。

あやちゃんも身体には気をつけてね!

とろそれさん。

お久しぶりです。
コンサートおつかれさまでした。

ハプニングにも関わらず、何よりもご自身が没頭できるくらいに集中してたという演奏、きっと聴いている方にも伝わったんじゃないでしょうか?いつかとろそれさんのコンサートが聴く機会があるといいなあ。

ところで、猫にもやはりメタボあるんでしょうかね?うちのも500g増えて獣医さんに連れて行く時、重く感じるようになりました。。


ではまた。

P.S.
ちなみに郊外から引っ越しまして、今はモンパルナスの近くに住んでいるんですよ。

●ebiさんへ
わ~お久しぶりです!!
ebiさんたちモンパルナスの近くに引っ越されたんですね。
そういうC氏もモンパの近く、Mouton Duvernet駅近くに
生息していました。あぁ懐かしいです!

銀はあの時よりかなりふとっちゃって、先ほど昔の
写真を整理していたらあまりの違いに母は涙しましたよ・・
運動不足、そしてパリを離れてのストレスかしら?

コンサートはとっても素晴らしいひと時となりました。
是非ebiさん、キアヌ坊さまにも聴いていただきたいです。
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とろそれ(河村晶子Akiko KAWAMURA)            

  • Author:とろそれ(河村晶子Akiko KAWAMURA)            
  • パリ・サンルイ島の小さなStudioに生息していたピアノ弾き。現在は東京在住。娘のN子、パリ生まれの猫の銀と一緒に暮らしています。ヘアメイクの夫C氏は現在マレーシアで単身活動中。

    ☆ホームページ開設しました☆
    ピアニスト河村晶子のホームページ
    http://akikokawamura.jimdo.com/




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