ラヴェルのお家最終回

2005.02.01 23:50|Musique~音楽


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ピアノの部屋を出た私たちが向かった
のは「中国風の間」と呼ばれる小さな小さな角部屋。
壁の周りにはいくつもの東洋趣味の小物やお人形が。
もちろん日本人形もありました。

写真は部屋の真ん中にあった中国風の机。
ロウ細工の紅色の花が今の時代でも鮮やかに咲いています。

気に入っていただけたら是非クリックを♪




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そして本当にせま~いラヴェルサイズの階段を下りて
地下へ・・でなく日本式1階へ。
このラヴェル邸は高台に建っているので1階部分から
庭に出れるようになっています。

階段を下りてすぐが彼の寝室。
上の階の部屋たちに比べるとこの部屋はやけに広く感じます。

天蓋付きのコンパクトなベッドがちょこんと壁際にあって・・

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そして反対側の庭に面した窓。
そこにはかわいいお星さまがボレ(雨戸)に2つ光っています。

これは実はラヴェル氏自身が作ったお星さま。
彼は夜作曲活動をし昼間に寝る毎日だったので、
彼は・・かわいいお星さまが必要になったのでしょう。
よ~く見ると頑張って星型に切った跡がわかります(笑)

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↑庭側から見るとこんな感じ。

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ちょっと見難いですがこれは寝室の壁。
ランプの両側にこんなローマ風の柱が描かれています。
実はこれもラヴェル作!
上の階にも彼の描いた壁の模様などがありましたが、
この柱の絵はちょっと面白いのです。

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ボケて見えにくいですが、これは先ほどの柱の下部分。
何かちょっと変じゃないですか?

実は彼はわざと柱の上下を反対に描いたのです!
う~ん・・どういう意図でラヴェル氏はこんなことを
したのだろうか・・お星さまは解るけど・・
やはりちょっとメルヘン入ってます。

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そして寝室の隣はバスルーム。
私はかなりこの黒白で統一された几帳面なバスルームを
気に入ってしまいました。

市松模様のタオルがすごくシック!!!
そして整然と並べられたはさみや櫛、香水のガラス瓶。
すべての物にラヴェルらしさが感じられるのです。

彼は服装や身だしなみにはものすごくこだわりがあり
ダンディーだったことは有名な話です。
彼はこの部屋でちょこちょこっと髪を整え、
お気に入りの香水を付けて外出の用意をしていたんでしょうね。
ラヴェル氏がさらに身近に感じられました。

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↑美しく磨かれた洗面台。
 そしてその上には・・・

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かわいいタワシ~~!
おお!!歯ブラシまである!!

これも使ってたの?ラヴェルさん??

♪♪♪♪♪

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そして内部を見学し終えて日本風と呼ばれている
お庭に出た私たち。

お庭はさほど日本風とは思えなかったけど、こじんまりとした
(こじんまりって言葉、何故かラヴェル氏にぴったりかも・・)
整えられた庭は眺めもよくって気持ちいい。
彼は度々友人達をこの庭に呼んで食事会を催したそうです。

そして今現在。

澄んだ冬の群青色の空を眺めていると遠くにひこうき雲が。

私たちが滞在したひと時は、まるでラヴェル氏が
この場所に存在した100年近く前に連れて行ってくれたような
ちょっと不思議であっという間の1時間でした。

庭に出た途端まるで彼が私から遠ざかってしまうような
錯覚にとらわれて・・
少し寂しい気持ちに・・・

また遊びに来ますね、ムッシューラヴェル!









Comment

素晴らしい!

とろそれさん、こんばんわ。
今まさに丑三つ時に、このラヴェル邸の最終回を拝見して…
一緒に体験した不思議空間をあらためて思い出しています。

それにしても、あの1時間をこんなに素敵な
エッセイにまとめてられて…
とろそれさんのセンスに脱帽です。

ラヴェルシリーズに続いて、またなにか次の機会に
シリーズもの楽しみにしていますね。

それでは、木曜日のコンサート頑張ってね!
客席から応援してます。
ふれ~ふれ~とろそれ~!!(^0^)

ラヴィ♪さん・・・

ラヴィさん起きてたんですか?!

私はまたもや食事会に行ってきて
(連日外食・・やばいぞ、財布と体重。)
ワインを飲みコンサートのプレッシャーを
忘れようとしていました・・

だけど帰宅してみるとだめですねぇ。
寝れないので思わずラヴェルシリーズを
書いてみてしまったり・・

あ~寝なくては!!
応援ありがとうございます!

返事が遅くなっちゃった

とれそろさん、私のブログに来て頂いたのが1月22日なのに返事が随分遅れちゃってスイマセン。
これからちょくちょくこちらへお邪魔させていただきますので、よろしくお願いします。
明日のコンサート 頑張ってください(^^)

あぶさんへ

遊びに来ていただいて
ありがとうございました!

あぶさんのブログには私の実家近くの
美味しいもの屋さん情報が沢山で
楽しいですよね。

あぶさんの米油もかなり気になります・・
天ぷらとか揚げたら美味しそう!

私は明日のコンサートに向けて落ち着か
ない時間を過ごしていますが・・
頑張ります!

また遊びに来てくださいね♪

こんばんは~♪

はじめまして。
ラヴェルのお家シリーズ、楽しく拝見させていただきました! お家じゅうのすべてが、星の窓も小さなブーツも、静かに輝く宝石のように見えました。その静けさに呼応するように、私のあたまのなかではずっとパヴァーヌが流れていましたよ。=*^-^*=♪
明日のコンサート、東京から応援しています。

Monicaさんへ

初めまして!
遊びに来てくださってありがとうございます♪
先ほどちょっとMonicaさんのブログ拝見
しましたが・・
ネコのナオミちゃんかわいいですね~!
スリムで家の銀のぷくぷくとは違って
洗練されてる・・と思わず見とれて
しまいました。

そしてMonicaさんもラヴェル氏の音楽が
お好きなんですね。
私も亡き王女のためのパヴァーヌ、
昔から大好きなんです。

彼のお家はまさにあの雰囲気。
密やかで可憐で・・そう、イメージは
Monicaさんのおっしゃる通り静かな
宝石だと私も感じました。

また遊びに来てくださいね。
銀写真もまた載せますので♪

とろそれさん、こんにちわ。
うーん、今回はラヴェル氏の生活や趣味なんかにせまったかんじのレポートですね。
この星形の窓・・・、メルヘンですなあ。
実は我が家も3階にポーチを作ったとき、手すりの一部に穴を開けて、夜に下の光で穴の形が浮かび上がる効果を考えたのですが(こんなことができるのも、フランスにしろスペインにしろレンガと漆喰の壁だからなんですね。細工が簡単できる)、最初星を作る気だったのですが、やってみるとそのメルヘンに赤面し、次に三日月、これもいまいち。あーでもないこーでもないって考えた末、結局アルハンブラ宮殿のごとく大人っぽい、四角をあけることで落ち着いたんですが。ラヴェル氏は本当に星形にしちゃったんですね。そこがナルシストのナルシストたる由縁・・・。
でもピアニストはナルシストでなくてはね。

バスルーム、かっちょいいっ。
この市松模様、私も買いたいわ。

歯ブラシまであるんですか!

いやー、ラヴェル氏も、まさかこんなものまで公開されるとは思わなかったでしょうね(爆)

そうだそうだ。
コンサート、がんばってね。

africaさんへ

いや~・・コンサート終わりました!
止まらず弾けてよかったっていうのが
本音ですね。
以外にフランス人のお客様も多くて
びっくりでした。

ラヴェル氏の星型はけっこう感動ですよ。
あの小さいラヴェル氏が苦労して
のこぎりで切ったのかしら?と思うと
ますます彼のことが好きになって
しまいそう。
まさにナルシストですね。
私もそうなんだろうか・・
ピアノ弾いてる自分の姿は好きじゃ
ないけど・・

また後日コンサートの写真もアップ
しますね!
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とろそれ(河村晶子Akiko KAWAMURA)            

  • Author:とろそれ(河村晶子Akiko KAWAMURA)            
  • パリ・サンルイ島の小さなStudioに生息していたピアノ弾き。現在は東京在住。娘のN子、パリ生まれの猫の銀と一緒に暮らしています。ヘアメイクの夫C氏は現在マレーシアで単身活動中。

    ☆ホームページ開設しました☆
    ピアニスト河村晶子のホームページ
    http://akikokawamura.jimdo.com/




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